介護福祉士試験の受験資格は?パートでもOK?試験対策も紹介します

3年以上介護の仕事を続けると人に教えてあげられる位ベテランになってきますよね。気持ち的にも自信があふれてきます。

私もパート勤務だったのですが仕事が出来るようになってくると今度はこんなに役に立っているのに時給は看護師よりもかなり低く看護師にはなれないけどもっとスキルアップしたいという思いが出てきます。

介護の仕事を3年以上続けると介護福祉士試験の試験を受けられる可能性が出てきますが、パートでも3年以上介護の仕事をしていたら試験を受けることができるのでしょうか?何か基準はあるのでしょうか?

調べた内容も含めて次項で詳しくお伝えします。また私が実際に試験を受けるために体験したことをもとに試験を受けるために他にも必要なことはあるのか?試験対策などについても順に詳しく説明していきます。

介護業務3年以上で介護福祉士試験を受けることができる?パートでもOK?

3年以上働いたらパートでも介護福祉士の試験を受けられるのでしょうか?

結論から言うとパートでも3年以上働くとで介護福祉士試験を受けることができます!私も受けることが出来ました。

正社員じゃないと無理じゃないの?と私も思いましたが、パートでも介護の仕事に3年以上在籍していたらまずは第一関門突破です!

私はパートで週5日、4~6時間働き試験が受けられました!私と一緒に働いていた同期のパート仲間はもっと短くて週3日、半日勤務でも受けることができ資格を取りました!正確には1年早く私の方が試験を受けました。どうしてだと思いますか?

その理由は介護業務に3年以上就き働いた日数などの条件を満たしていれば受験資格に該当するからです。

学歴も年齢も性別も関係ありません。介護業務に在籍していた期間が3年以上(1095日以上)、実際に働いた日数が540日以上で受験資格に該当します。どちらもクリアしていないと受験資格に該当しません。

ということでパートでも条件に当てはまれば受験資格があります。実際に働いたのが1日1時間でも1日としてカウントできます。

上記のような理由で一緒に働いていた仕事仲間より先に私の方が実際に働いた日数をクリアしたので1年早く試験を受けられることになったのです。実際に働いた日数が540日以上で第二関門突破です!

また、明らかに後1年働かないと条件が満たない時はしょうがないと思えますが、働いてきた期間や日数がもう少しで条件を満たすのに足りない!今年は諦めないといけないのかというような状況は悔しいですよね。このような時でもあきらめるのは早いです。

試験を受ける年の3月末までに働いてきた期間や日数の条件を満たす人は「実務経験見込み」で試験の申し込みができます。

介護福祉士の試験を受けるために必要な準備と注意点

介護福祉士の試験を受けるためには受験の申し込みが必要です。必要書類を提出しないといけないのですがココがなかなか大変です。自分一人ではなかなか揃えられない書類もあるため受けると決めたら書類を早めに確認して計画的に用意すると気持ちに余裕が持てますよ。

私が受ける時はバタバタでした。面倒と思い後回しにすると私のようになるので注意してください。会社で試験を受けることを話しておくと逆に会社の人が心配し声をかけてもらえる場合もあるので公表しておくと良いですよ。

揃えなくてはいけない必要な書類には多少ややこしい「実務経験証明書」と「実務者研修修了証明書」があります。

実務経験証明書が必要

試験の申し込み時には実務経験を証明する「実務経験証明書」が必要です。

勤務先や以前の勤務先に記入してもらう必要があります。実務経験見込みの人は「実務経験見込み証明書」が必要です。

またパートで働いている場合に特に気をつけたいのが同じ期間に掛け持ちで働いていたという時です。掛け持ちで働いていた人は「従事日数内訳証明書」も記入してもらう必要があります。

記入してもらう事業所にもかなり手間をかけてしまうため余裕を持って早めに依頼することが重要です。

 

その当時は私もパートで働いていたのでこの証明書が大変でした。仕事はいつも通り行いながら昼の休憩時間に電話をかけたり会社の上司や事務の人にお願いしたり思ったより大変です。

私の場合、実務経験の日数が足りているか計算し以前勤めていた会社と合わせると余裕で4年になるのですが、以前勤めていた会社が閉鎖してしまっていたため記入してもらうことは難しく、その当時勤めていた会社のみで計算し実務経験見込みで受けることができました。働いた日数を計算したり以前の会社と連絡つかないなど困りました。

介護福祉士の試験を受けることを考えるのなら給与明細など勤務日数がわかるものを取っておくと便利です。

最近の給与明細はWeb明細になっている会社が多いので、ある程度期間が経ってしまうと印刷もできなくなってしまう可能性があります。定期的に印刷し保管しておくといざという時に助かります。気付いた時からでも遅くないのでぜひ保管しておいて下さいね。

実務者研修修了証明書も必要

「実務経験証明書」と「実務者研修修了証明書」は名前が似ているため間違いやすいので注意が必要です。案の定、私も間違えていました。

「実務経験証明書」は職場での実務経験を証明する書類で「実務者研修修了証明書」は実務者研修の修了を証明する書類です。

「実務者研修修了証明書」は修了していない場合は「実務者研修修了見込証明書」を受講しているスクールで発行してもらえます。

ところで実務者研修とは何なのか?次項で説明します。

実務者研修(資格)も必須

介護福祉士の試験を受けるための条件でもう一つ必要なのが「実務者研修」を修了することです。

試験は試験申し込み年の翌年1月にあります。実務者研修は試験申し込み年の12月末までに修了する必要があります。

実務者研修は介護初任者研修よりももっと中身が濃い充実した内容です。レベルの高い介護サービスを行えるように受講ずるのですが450時間、6か月程通う必要があります。仕事スタイルに合わせて土日や平日など受講することができますよ。

今から振り返ると働きながら6か月の受講はパートだったので時間にまだ余裕を持ち受けられたと思いますが働きながらなのでやはり大変でした。私の場合は平日に仕事をして土日に朝から夕方まで受講でした。これが正社員で働いていたらもっと大変だっただろうと思います。

パートなので平日に休みを取ることもできるのがパート勤務の良い点です。疲れすぎて体調を崩してしまったらいけないので上手く休みを取り入れての受講がオススメですよ。

介護福祉士試験と実務者研修のテスト対策

私のように介護福祉士試験を受けると決めてすぐ実務者研修を受講する方は多いのではないでしょうか?試験を受けると決めてから実務者研修を受けないとと焦る人も多いと思います。

そのような状況だと介護福祉士の試験勉強も行ない実務者研修の受講やテストもあるため、かなりハードな1年になります。時間のない中で要領よく勉強していくことが重要で合格に近づく秘訣です。

実務者研修の実務テストの様子

実務者研修は実務のテストがいくつかあり受からなくては前に進めません。実務のテストには手順があり一つでも順番を間違うとやり直しです。

テスト日に何回もやり直すことはその日の受講時間もあり難しく再度受け直す時は後日に予約を取りもう一度テストを受ける必要があります。

皆さん仕事をしている合間の時間のない中で受講している人が多いため、とても真剣に取り組んでいます。

介護初任者研修の時は和気あいあいと受講し仲間意識も皆が高いのに比べて実務者研修は内容も難しくテストもある為か皆さん一生懸命です。それでも昼休みや休憩時間など仕事のことを話したり介護福祉士の資格を取るための情報交換したりお互いを高めあうことができます。

実務者研修の実務テスト対策

私が実践した勉強方法は、テストが来週と決まると自宅で家族の目も気にせず必要な用具などはあると見立てて声掛けや動作の練習を実際に行なうことで丸暗記できました。

頭の中でも状況を思い浮かべながら何回も声に出して練習し自然と行えるようになるまで繰り返し練習するとテスト本番で緊張していてもスムーズに行えるのでオススメです。

介護福祉士試験の試験対策(試験1~2か月前)

実務者研修がやっとの思いで修了したら、いよいよ本格的に介護福祉士の試験勉強です。

パートだと大体の方が主婦で家事も行ないながら勉強も進めていかなくてはいけない状況だと思います。勉強がはかどる波に乗れるまでは途中挫折しそうになります。

私も仕事や家事が終わって、さて勉強!と思っても身体がついていかず眠くなり頭に入らないという失敗を繰り返し朝や休みの日に勉強するようにして勉強の波に乗れました。最初の頃は頭に入らないことも続けているうちに不思議と入ってくるようになります。

最後のラストスパートは過去の問題集をひたすら行い間違えた箇所は解説をしっかり読み、理解したら次へ進むというやり方で行うのが効率的です。暇があれば携帯のアプリでも問題を解き徹底的に頭に入れていきます。介護福祉士の合格率は約70%です。これだけしっかり行ない頭に入れれば大丈夫です!

私の場合は介護福祉士の試験を受けると決めてから試験の申し込みや実務者研修の受講など大忙しでした。実務者研修は余裕を持って受けておくと介護福祉士の試験勉強にも十分時間が取れ気持ちにゆとりが持てますよ。

まとめ

介護福祉士の試験は介護業務3年以上(在籍期間が1095日以上)、実際に働いた日数が540日以上で受験資格に該当します。学歴や年齢など関係なく勿論パート勤務でも条件を満たせば受けることができます。

試験を受ける年の3月末までに日数や期間が条件に満たされれば見込みで試験を受けることもできます。

試験の申し込みに必要な書類で手間がかかるのが「実務経験証明書」と「実務者研修修了証明書」でした。事業所やスクールに記入してもらう必要があるため早めに確認し依頼しておくことが必要です。

試験を受けるためには「実務者研修」も12月末までに修了しておく必要があります。

介護福祉士の試験勉強にじっくり取り組めるように実務者研修は早めに余裕を持って修了しておくと気持ち的にもゆとりが持てます。

ですが今から振り返ると実務者研修の内容は介護福祉士の試験にも十分役立つ内容なので重ねてギュッと学ぶことが出来ます。

学ぶことが習慣になると不思議とスムーズに頭に入りやすくなるので、なかなか集中して勉強することができない人は忙しくギュッと学ぶのがオススメです。

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